【夫婦の理解】共働き・育児中に副業を3年続けるためにやってきたこと

夫婦で家計の数字を見ながら副業について話し合う様子 副業せどり

検品の話の前に、一度だけ寄り道させてください。

前回の記事では、次は「仕入れ時の検品」を扱うと予告しました。ただ、このブログを始めたとき、僕は「家庭と本業を両立しながら副業を継続していく方法を書く」と約束しています。

そこで今回は、僕が副業を始める前から、妻とどのようにお金の話をし、家族の理解を得ながら3年間続けてきたのかを書きます。

妻もフルタイムで働く看護師です。育児もメインで担ってくれているので、僕が副業をしていなくても負担をかけています。その状況で僕が自分の都合だけで副業を始めても、長くは続かなかったと思います。

先に結論を言うと、家族の理解は、始める日に説得して得るものではありません。土台になるのは、それまでの日頃の会話と信頼関係です。そして、理解を得たあとも、還元と会話を続けていく必要があります。

なぜ「家族の理解」が副業の最初の関門なのか

共働きで育児をしていると、副業を始める前から時間に余裕がありません。

副業に使う時間は、もともと何もなかった時間ではなく、本来なら家族や家事に使えた時間です。仕入れに出る、撮影する、出品する。そのどれも、少なからず家族の時間に影響します。

僕が副業を始めた根本的な理由は、家族の幸せのためです。それなのに、収入を増やす過程で家族に迷惑をかけ続ければ、目的と行動が逆になってしまいます。

だから僕は、事業収入が家族の幸せにつながること、できる限り迷惑をかけないこと、稼いだお金を短期と長期の両方で家族に還元することが大切だと考えています。

正直に言うと、僕は改まって妻を説得していません

「副業を始めたいけれど、妻にどう切り出せばいいか」と悩む人もいると思います。

ただ、正直に言うと、僕は改まって妻を説得していません。

子供ができてマイホームを考え始めた頃から、僕は自宅でYouTubeなどを見ながらお金の勉強をしていました。それに伴って副業についても調べ続けていたので、妻もその様子を日頃から見聞きしていました。

せどりを始めるときの反応も「へー」くらいで、特に何も言われませんでした。

これは、僕の説明がうまかったからではありません。「家庭のため、未来のために取り組む」という前提が、始める前から共有されていたからだと思います。

家族の理解は、何かを始める当日に一度の会話で得るものではなく、その前から少しずつ作られている。僕の場合は、たまたまその順番が良かっただけです。

すでに反対されている人に「日頃の信頼が大事です」とだけ言っても、突き放されたように感じると思います。今から前提を作るなら、最初の一歩は、夫婦で現状と未来の数字を一緒に見ることだと僕は考えています。

夫婦で「未来にかかるお金」を見た

僕が副業を始めた理由は、将来のお金に不安を感じたからです。子供の将来、持ち家、老後にかかるお金を整理すると、想像していた以上に必要だと分かりました。

漠然とした不安が具体的な金額に変わり、正直、不安は大きくなりました。ただ同時に、「何かをしなければいけない」という認識を夫婦で共有できました。

特に2024年は、家計管理に集中した年でした。以前、FPに約50年分のライフプランを作ってもらっていたので、それを土台にして、リベ大のライフプラン表も活用しながら未来にかかるお金を整理しました。

年間の支出は、次の4つに手書きで分類しました。

分類確認するもの
変動費月によって金額が変わる支出
固定費毎月ほぼ決まって出ていく支出
定期一定の周期で発生する支出
不定期突発的・不規則に発生する支出

さらに、支払いをカードに集約し、マネーフォワードで記録しました。クレジットカードと口座をまとめて管理し始めました。

細かな家計管理の方法が、すべての家庭にそのまま当てはまるとは限りません。それでも、現状と未来を数字で見たことで、「なぜ副業をするのか」が夫婦共通の目的になりました。

未経験から独学で始めた僕が3年間続けられた大きな理由も、ここにあると思います。僕が副業を始めた背景と現在までの経緯は、看護師の僕が副業で事業収入を得ようと思った理由にも書いています。

良い話だけでなく、リスクも先に伝えた

未来のお金を一緒に確認したうえで、アパレルブランドせどりの可能性について話しました。

先に伝えたのは、時間がかかることと、確実に結果が出るわけではないことです。事業には不確実さがあります。会社員と事業主の違いについては、会社員と事業主の違いを整理した記事でも触れています。

そのうえで、うまくいけば月50〜100万円を目指せる可能性があり、看護師を辞めて在宅メインで働けるかもしれないと話しました。

ただし、これは3年前に妻へ話した「うまくいけば」という上振れの話です。実際の僕は、3年かけて月10万円程度です。現実は、最初に話した数字ほど簡単ではありませんでした。

それでも妻が前向きに受け止めてくれたのは、金額だけでなく、将来は僕が在宅で働ける可能性にも意味を感じてくれたからだと思います。

始めるときの資金は、自分の小遣いとして手元にあった10万円ほどです。最初から家計のお金を大きく使わず、自分の範囲で小さく始めました。

同時に、次のことも前提にしました。

  • 家事や育児で、自分が関われるところを疎かにしない
  • お金と時間は、できる限り自分の範囲内で完結させる
  • 良い可能性だけでなく、時間がかかることや不確実さも隠さない

始めてから続けている3つのこと

理解を得て始められたとしても、それで終わりではありません。僕は、短期の還元、場所と時間の切り分け、長期の還元を意識しています。

1.稼いだお金を今の生活にも戻す

利益が出たら、もちろん次の仕入れ資金にも回します。それだけでなく、日々のスーパーでの買い物や家族との外食にも使っています。

「今月はいくら利益が出た」と数字だけを報告するより、日々の暮らしの中で副業のプラスを感じてもらうことが、継続的な理解につながっていると思います。

2.作業の性質で、場所と時間を分ける

在庫と撮影に使うものは、空いている1部屋にまとめています。リビングに持ち込んだままにしないよう、自分でも注意しています。

作業時間については、単に「空いた時間に全部やる」のではなく、作業の性質に合わせて分けるようになりました。

作業明るさが必要一人の時間が必要スマホで完結主にやる時間・場所
撮影×朝、平日の一人の休み
採寸××自宅であれば隙間時間
本文作成××移動中、仕事終わりの車
100円値下げ××隙間時間

本文やタイトル、おおよその相場を考える時間を短くするため、AIも活用しています。

ここでは時間割を詳しく繰り返しません。家庭、本業、副業を両立する実際の1日の流れは、看護師パパのリアルな1日で書いています。

3.未来にも積み立てる

増えた収入から、NISAのつみたて投資枠で月3万円の積み立てを始めることができました。将来必要になる金額から考えれば、まだ足りません。それでも、実際に始められたことで、未来への不安は少しずつ減ってきました。

NISAで購入できる投資商品にも、元本割れなどのリスクがあります。制度の最新情報は、金融庁のNISA特設サイトで確認し、自分の状況に合わせて判断してください(2026年8月時点)。

それでも、僕はときどき原則を破ります

ここまで読むと、うまく両立できているように見えるかもしれません。でも、実際は失敗することがあります。

仕事と副業の両方が忙しい時期は、妻とのコミュニケーションが減って、少しピリつくことがあります。そういうとき、僕はせどりに逃げてしまうことがあります。

家族3人が休みの日でも、「セールだから」と家を出て、会話を避けるようなことがありました。

先ほど紹介した1日の流れの記事では、「家族といる時間は、無理に副業をしない」「休日に家族といるなら、そっちを優先する」と書きました。それが僕の原則です。でも実際には、守れない日がありました。

ここは、辻褄を合わせて隠すつもりはありません。

そういう時には帰宅すると早い時間に食事を済ませ寝室で過ごしています。僕自身もそれを一つのサインとして受け止め、反省して、自分からコミュニケーションを取るように切り替えています。

大きく尾を引いたわけではありませんが、今でも時々あります。家族の理解は、一度得たら終わりではありません。原則を破ったときに認めて、会話に戻ることも、続けるために必要だと思います。

理解が「許可」から「参加」に変わった

家族の時間を作る努力を続けるうちに、家族で出かけているときでも、1店舗だけ仕入れに寄らせてもらえるようになりました。

さらに、妻がリペアについて少し勉強し、手伝ってくれるようになりました。僕の中では、理解が「やってもいいという許可」から「一緒に関わる参加」に変わった出来事です。

妻とは、僕が在宅で働けるようになればいいという話もしています。子供が小学生になる頃までに僕が在宅で働ければ、妻の仕事を気にせず、小学1年生の午前授業などにも対応しやすくなります。

また、直近の目標として「僕が看護師を辞めるまでに200万円は貯めたい」と共有すると、妻からも良い反応があります。

在宅で働けるようになることと、退職までに200万円を貯めることは、別々の目標です。どちらもすぐに実現できるとは限りませんが、漠然とした理想だけでなく、近い目標も共有するようにしています。

これから家族の理解を得たい人へ伝えたい「順番」

僕の経験を、誰にでもそのまま当てはまる説得方法として紹介することはできません。僕は、せどりを始める前からお金を学ぶ姿を妻に見てもらい、家庭の未来について話していたからです。

そのうえで、僕なりに大切だと思う順番を整理すると、次のようになります。

段階やること
0(土台)日頃の会話と信頼関係を大切にする
1なぜ副業をするのか、夫婦で言葉にする
2現状と未来のお金を一緒に見る
3リスクとリターンを正直に共有し、小さく始める
4稼げたら「今」と「未来」の両方に還元する

特別な切り出し方や、相手を納得させる言葉が最初にあるわけではありません。

家族の理解は「説得して得るもの」ではなく、始める前から積み上げていくもの。そして、得たあとも還元と会話で維持し続けるものです。

一番の土台は、パートナーとの日頃の会話と信頼関係です。僕も原則を守れない日があります。それでも、気づいたときに会話へ戻り、家族の今と未来のために続けていきたいと思っています。

次回こそ、仕入れ時の検品について書きます。店舗で商品を手に取ったとき、どこを見て「買う・買わない」を判断しているのかを紹介する予定です。

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