オフハウスへ行っても、セカンドストリートほど仕入れられない。そんな苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。
僕も最近までは、オフハウスを苦手に感じていました。アパレルを中心に見ていた頃は、ブランド品に相応の値段が付いていて、利益商品をなかなか見つけられなかったからです。
しかし、入店後の早い段階で値付けの温度感を判断し、厳しければカバンと靴へ切り替えるようにしてから、少しずつ仕入れられるようになりました。
この記事では、オフハウスとセカンドストリートの違い、入店から15分以内に「深く見る店」か「早く切り上げる店」かを判断する方法、僕が実際に仕入れて売った4つの商品を紹介します。
前回のセカンドストリートの売り場と回る順番とあわせて読むと、店舗による立ち回りの違いが分かりやすくなります。
オフハウスはセカンドストリートとどう違うのか
僕が住んでいる札幌では、セカンドストリートが20店舗前後あるのに対し、オフハウス系列は7店舗程度です。これは札幌での話であり、店舗数や品ぞろえには地域差があります。
オフハウスのアパレルやショーケースは、比較的しっかり値付けされている印象です。ブランドが分かる商品には相応の値段が付いているため、セカンドストリートでは仕入れられても、オフハウスでは難しいと感じることがあります。
一方で、店舗によって値付けのクオリティには差があります。利益商品が見つかる温度感の店なら、店内をしっかり探します。
値札が同じ3,300円でも支払額が違う
2026年8月時点で、僕が行く札幌の店舗では、セカンドストリートの値札は税抜表示、オフハウスの値札は税込表示です。
たとえば値札が同じ「3,300円」でも、セカンドストリートでは支払額が3,630円、オフハウスでは3,300円です。その差は330円になります。
利益計算では、値札ではなく実際に支払う金額を仕入れ値として使います。税表示や店舗運用は今後変わる可能性があるため、購入時は値札とレジでの支払額を確認してください。
「3,300円の商品は狙い目」という説は鵜呑みにしない
オフハウスには、相場がはっきりしない商品へ、安すぎない無難な金額として3,300円が付いていることがある、という話があります。税込3,300円なら本体価格が3,000円で、値付けしやすいキリのよい数字だからかもしれません。
ただし、これは都市伝説くらいに捉えてください。3,300円だから利益が出るわけではありません。必ず自分で相場を調べ、手数料と送料を引いても利益が残るかを確認してから仕入れます。
入って15分で決める「今日の温度感」の見分け方
オフハウスでは、すべての売り場を長時間見る前に、その日の値付けの温度感を確認します。僕の判断手順は次のとおりです。
- ショーケースからブランド服へ進む
- バーバリーなど、相場が分かりやすく実売履歴が多い王道ブランドを数点リサーチする
- 相場と同じか、それ以上の値付けが続いたら「今日は厳しい」と判断する
- 厳しければ、入店から15分以内を目安にアパレルを諦め、カバンと靴へ移動する
- 値付けが甘そうなら、2時間程度かけて店内をしっかり見る
高い商品から見ていく基本方針は、店舗仕入れで店に入った後の回り方と同じです。ただし、オフハウスでは早めに見切りをつける判断が重要になります。
見る点数は、僕は慣れてきたので3点ほどです。ただ、最初のうちは5点ほど見たほうが判断がぶれにくく、リサーチの練習にもなります。
王道ブランドを見るのは、相場との差を短時間で判断しやすいからです。商品の検索や絞り込みに迷う人は、メルカリリサーチの基本手順も参考にしてください。
「厳しい店」と判断しても、すぐに退店するとは限りません。アパレルを見る時間を短くし、値付けが比較的安定しているカバンと靴に時間を使います。
オフハウスの陳列は店舗によって2パターンある
セカンドストリートはカテゴリー分けが比較的はっきりしていますが、オフハウスのアパレル陳列は店舗によって異なります。僕が行く店舗は、大きく2つのタイプに分かれます。
タイプA:ブランドごとに分かれている店
バーバリー、ポール・スミス、ユナイテッドアローズ、ラルフローレンなどの独立したコーナーがあり、その他の商品はアメカジ、アウトドア、スポーツといった大きな枠で分かれています。
タイプB:「ブランド品」でまとめられている店
ブランド商品が1つのコーナーにまとめられ、その他の商品はアメカジ、アウトドア、スポーツなどの大きな枠に分かれています。
ノーブランドの服は、どちらのタイプでもカテゴリーごとに配置されている印象です。
入店したら、まず「この店はブランド別か、ブランド品で一括りか」を確認します。店の型を先に把握すれば、ブランド服を探して何度も同じ売り場を往復しにくくなります。
アパレルが厳しいなら、カバンと靴を見る
僕が以前オフハウスで商品を拾えていなかったのは、アパレルを中心に見ていたからです。季節に左右されにくいカバンや靴を見るようになってから、仕入れられる機会が増えました。
本命はバッグコーナー
ショーケースにある高額なブランドバッグ以外は、だいたいバッグコーナーに集約されています。商品数が多く、コーチのようなミドルブランドから、レザー、エキゾチックレザー、珍しい形のバッグまで幅広く並びます。
僕の体感では、値付けが厳しいショーケースよりも、ノーブランドコーナーのバッグのほうが仕入れられる率は高いです。ブランド名だけで分けられていないからこそ、素材や形に価値がある商品が混ざっています。
靴は点数が少なくて見やすい
靴はバッグほど仕入れられるわけではなく、品ぞろえにも店舗差があります。しかし、点数が少なく短時間で確認しやすいため、僕は必ず見ると決めています。
初心者のうちは、「オフハウスではカバンと靴を見る」と割り切るのも1つの方法です。衣類が難しい段階でも売り場を絞って練習でき、季節商材と通年商材の両方を学べます。
僕が反応している3つのポイント
カバンや靴を見るとき、すべてのブランド名を知っている必要はありません。今回紹介する4商品で、僕が反応した共通点は次の3つです。
- 素材:オールレザーやスエードが使われているか
- 形の珍しさ:がま口やダレス型、チェーンショルダーなど、目に留まる形か
- 金具:ゴールド金具など高値要素になりやすい金具があるか、スレていないか
ブランド名で反応したのは、4例のうち2例だけです。クリスチャンポーは、仕入れた時点ではまったく知らないブランドでした。それでも、レザー、珍しい形、金具といった見た目の特徴をきっかけにリサーチできました。
マイナス要素は仕入れ値の安さと合わせて考える
状態やサイズにマイナス要素があるからといって、必ず仕入れ対象外になるわけではありません。そのマイナスを差し引いても仕入れ値が安く、利益を残せるかで判断します。
後で紹介するグッチのローファーは、22.5cmと少し小さめでした。売れるまで時間がかかる可能性はありましたが、それを差し引いても仕入れ値が安いと考えました。実際に売れるまで59日かかりましたが、利益は5,900円残っています。
完璧な商品だけを探すのではなく、マイナス要素が価格に反映されているかまで見ることが大切です。
実際にオフハウスで仕入れて売った4つの商品
ここからは、僕が2026年にオフハウスで仕入れ、メルカリで販売した4つの商品を紹介します。利益は「売値 − 販売手数料 − 送料 − 仕入れ値」で計算しています。
1.クリスチャンポー 2wayレザーダレスリュック

- 仕入日:2026年3月24日
- 店舗:江別オフハウス
- 仕入れ値:11,000円
- 出品日:2026年4月2日
- 売却日:2026年4月5日
- 売値:19,000円
- 販売手数料:1,900円
- 送料:850円
- 利益:5,250円
- 利益率:27.6%
- 売れるまで:3日
これは仕入れ時点ではまったく知らないブランドでした。珍しい形と、オールレザーのがま口に反応してリサーチしました。
実売履歴は少なかったものの、相場が大きく崩れておらず、4,500円程度は利益を取れそうだと判断して仕入れました。実際の利益は5,250円です。
2.クロエ エルシー チェーンショルダーバッグ

- 仕入日:2026年4月28日
- 店舗:北41条オフハウス
- 仕入れ値:7,700円
- 出品日:2026年4月30日
- 売却日:2026年5月10日
- 売値:23,499円
- 販売手数料:2,349円
- 送料:750円
- 利益:12,700円
- 利益率:54.0%
- 売れるまで:10日
クロエというブランドに加え、珍しいピンクのオールレザー、チェーンショルダー、小さめの形に反応しました。
「エルシー」というモデル名まで絞って調べ、相場から5,000〜10,000円程度の利益を取れると考えて仕入れました。4商品の中で、利益額と利益率が最も高い実例です。
3.コーチ シグネチャー トートバッグ

- 仕入日:2026年6月23日
- 店舗:川下オフハウス
- 仕入れ値:4,400円
- 出品日:2026年6月25日
- 売却日:2026年7月26日
- 売値:12,999円
- 販売手数料:1,299円
- 送料:850円
- 利益:6,450円
- 利益率:49.6%
- 売れるまで:31日
オフハウスは、コーチの品ぞろえがよい印象があります。このバッグはシグネチャー柄、横のターンロック、スエード使いに注目しました。
古い販売履歴は安かったものの、Y2K人気の影響もあり、新しい実売では10,000円を超えるものが多かったため仕入れました。古い履歴だけで決めず、直近の売れ方まで確認した実例です。
4.グッチ ホースビットローファー

- 仕入日:2026年4月3日
- 店舗:中の島オフハウス
- 仕入れ値:5,500円
- 出品日:2026年4月3日
- 売却日:2026年6月1日
- 売値:13,499円
- 販売手数料:1,349円
- 送料:750円
- 利益:5,900円
- 利益率:43.7%
- 売れるまで:59日
グッチの定番であるホースビットローファーという形に反応しました。ビット金具にスレがなく、全体も美品でした。グッチのローファーは相場が分かりやすいため、判断も早かったです。
サイズは22.5cmと少し小さめでしたが、そのマイナスを差し引いても5,500円の仕入れ値は安いと考えました。売れるまで59日かかったものの、5,900円の利益を残せました。
4点で仕入れ28,600円、利益30,300円
4点の合計は次のとおりです。
- 仕入れ:28,600円
- 売上:68,997円
- 利益:30,300円
- 平均利益率:43.9%
- 平均回転:25.8日
クリスチャンポーは利益率27.6%と4商品の中で最も低い一方、3日で売れました。グッチは利益率43.7%でしたが、売れるまで59日かかっています。
この2商品を比べると、利益率だけでは仕入れの良し悪しを決められないことが分かります。資金が戻るまでの速さも含めて考える必要があります。利益率と回転の関係は、利益率だけでなく回転率も見る理由で詳しく解説しています。
カバンや靴は季節に左右されにくい通年商材ですが、今回の4点は3日から59日まで回転に大きな差がありました。通年商材だから必ず早く売れるわけではありません。
資金が少ないうちの回り方
今回の4商品の仕入れ値は4,400〜11,000円ですが、初心者がいきなり同じ価格帯を狙う必要はありません。
資金が少ないうちは、バッグコーナーをメインにして、3,000円前後の商品から見ます。オフハウスのバッグコーナーには商品数が多く、その価格帯でも確認できる商品がしっかりあります。
ただし、先ほど説明したように「3,300円なら利益商品」と決めつけないでください。素材、形、金具をきっかけにリサーチし、販売手数料と送料を引いても利益が残る商品を選びます。
最初から店内を全部見るのではなく、次のように範囲を絞ると動きやすくなります。
- 王道ブランドを5点ほどリサーチして、店の温度感を判断する
- アパレルが厳しければ、15分以内を目安にバッグコーナーへ移る
- 3,000円前後の商品から、レザー・珍しい形・金具を見る
- 最後に点数の少ない靴を短時間で確認する
まとめ:オフハウスでは「店の温度感」と「切り替え」が大切
オフハウスでは、店舗の値付けの温度感を早めに確認し、どこまで深く見るか、滞在時間をどうするかを決めます。
ショーケースやアパレルの値付けが厳しくても、バッグや靴には利益商品が残っていることがあります。特にバッグコーナーは商品数が多いため、通年商材の練習として重点的に見る価値があります。
まずは1店舗で、王道ブランドを5点リサーチして「今日は深く見る店か」を判断してみてください。厳しければ、アパレルに時間を使い続けず、カバンと靴へ切り替えます。
次回は、ブックオフの売り場と回り方について紹介します。


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