ここまでの記事では、仕入れをするための前提知識や考え方を、僕なりの知見で少しずつお伝えしてきました。
なんとなく仕入れのイメージがつかめてきた方の中には、「そろそろ実際に仕入れてみたいな」と思い始めた方や、「リサイクルショップって色々あるけど、どこに行けばいいの?いつ行くのがお得なの?」と疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事を読むと、初心者がまずどうやって仕入れを始めればいいか、代表的な店舗それぞれの特徴、そして近くに店舗がない方向けの仕入れ方までがイメージできるようになります。僕が実際に北海道で通っているお店の“生の感想”も交えて書いていきますね。
なお、「何を仕入れるか」がまだピンとこない方は、前回の記事(何を仕入れる?商材の種類)もあわせて読んでみてください。
1.最初の仕入れは、どうやって行けばいい?
仕入れは大きく分けると「店舗仕入れ」と「電脳仕入れ(ネットで仕入れる方法)」があります。ですが、まず最初は初心者の方にはできる限り店舗仕入れをおすすめしたいと思っています。理由は3つあります。
理由①:一番の成長につながるから
アパレルせどりで自分が一番成長できるのは、実際に商品を探す過程で「これはどうかな」と考え、リサーチ対象を決めて、実際にリサーチすることだと思っています。欲を言えば、そこから利益が出そうなものを実際に仕入れて売る経験までできれば最高です。
僕のレベルでも、実際にリサーチして購入まで至る商品は10個のうち1〜2個くらい。でも、購入を検討して実際にリサーチしただけでも、そのブランドを知れたり、なんとなくの相場感がわかってきます。そして実際に買えれば、自分で値段を決めて売るところまで経験できる。そうするとその商品について理解が深まり、次から同じブランドに反応しやすくなります。
だから、地味で地道なリサーチと実売の経験こそが、僕の中では一番の成長の近道だと思っています。まさに急がば回れ、ですね。
理由②:状態を自分の目で確認できるから
これも大きなポイントです。店舗なら実際に商品を手に取って、破れ・シミ・汚れがないかを自分の目で確認できます。慣れてくると、汚れやすい部分(脇・襟・股・裾など)をパッと見てチェックできるようになります。
さらに、汚れや傷があるからとすぐ諦めるのではなく、「その状態でいくらで売れるか」という相場判断まで学べます。これは実物を見られる店舗ならではの経験です。
理由③:泥臭く探せば、なんだかんだ利益商品は落ちているから
電脳仕入れは、たくさんの猛者がいつでもどこでもネットでリサーチしているので、利益商品を見つける難易度がかなり高いです。
その点、店舗はライバルの絶対数が少なくなります。地道にいろいろなコーナーを探せば、何かしら見つかることが多いので、初心者が利益商品を探すハードルが一番低いと感じています。
2.店舗って色々あるけど、どの店がいいの?
ここからは店舗仕入れについて。僕が住んでいる北海道にある、王道の店舗の特徴を紹介していきます。
その前に、初心者がつまずきやすい前提をいくつか。
※ 補足:トレファクについて
道外では「トレファク(トレジャーファクトリー)」も有名なリサイクルショップですが、北海道には店舗がなく、僕自身も使ったことがないため、この記事では触れません。あらかじめご了承ください。
※ オフハウスとブックオフは別の店です
僕も最初はよく分かっていませんでしたが、この2つは別会社です。
- オフハウス:緑の看板。ハードオフなどと同じ系列で、アパレルやブランド品を売っているお店。
- ブックオフ:オレンジの看板。ブックオフ単体だと本やおもちゃが中心で、アパレルも扱っているのは「ブックオフプラス」や「スーパーバザー」と書かれた店舗です。


それでは、具体的にお店ごとの特徴を見ていきます。
セカンドストリート(セカスト)
まず一番有名で店舗数も多いのがセカスト。僕の印象では一番オールラウンドで、初心者でも見やすいお店です。カバンや財布、ブランド品もありますが、僕の中ではアパレルを特に見たいときに行く店という位置づけ。店舗数も多く、アパレルを見るのが好きな自分は、結局セカストに行くことがかなり多いです。
オフハウス
正直、意外と苦手意識が強く、最近まであまり仕入れに行っていませんでした。アパレルの値付けが厳しかったり、商品が少し見づらい印象があります。ですがカバン・小物・ブランド品が多いイメージで、特にノーブランドのカバンコーナーは、店舗によってはかなり熱いことがあります。最近はカバン・財布・ブランド小物に力を入れているので行く回数が増えました。僕の中では、カバン・財布・ブランド小物などの通年商材はオフハウス/アパレルの季節商材はセカストという、なんとなくの使い分けがあります。
ブックオフ
セカストとオフハウスの中間の位置づけ。アパレルも、小物・カバン・財布・ブランド品もバランスよくある印象です。ただ商品数が多いので、「今日は1店舗じっくり気合いを入れて見るぞ」というときに行くことが多いですね。オールラウンダーの店舗という感じです。
ビックバン
比較的、ブランド品やカバン・財布系の小物が強い印象です。そして秋冬は特に毛皮も多い印象で、そこはビックバンならではの特徴かなと思います。
お宝万台
ブランド品や小物もありますが、全体的にアパレルが多いお店。特にレディースよりメンズが多いのが特徴です。リサイクルショップというより少し古着屋寄りの印象で、いろいろなジャンルのアパレルがあります。商品数も多いので、利益商品を探すには、ある程度アパレルの知識を持って見ないと少し難しい印象です。
地域の1店舗だけのお店
僕自身はまだあまり開拓できていませんが、地元のリサイクルショップの中には、すごく利益が取れるお店もあるみたいです。これは僕もこれから探していきたいところです。
3.行く時間帯や曜日はいつがいい?
ここは特に僕の独断と偏見の感覚になりますが、参考にしてください。
時間帯でいうと、品出しがされていて、まだ他のお客さんに買われていない朝イチが一番おすすめです。
曜日でいうと、僕の感覚では金曜の夜(夕方)が意外と狙い目。休日に向けて夜に品出しされている印象で、商品が多いことがあります。土日も朝イチは商品が比較的多いですが、時間が経つとお客さんが増えて、掘り出し物が減っていくイメージ。あと、これはよく言われますが、土日に売りに来るお客さんが多いので、月・火・水あたりは商品が比較的多い感覚です。僕は月〜水と、金曜の夕方あたりに仕入れに行くことが多いですね。
そしてここで、看護師の仕事が意外と活きます。変則勤務や夜勤があるぶん、平日の昼間や朝イチに店舗へ行きやすいんです。いろいろな勤務形態の方がいると思いますが、上記のタイミングと合えば狙ってみるのもアリです。月〜金勤務・土日休みの会社員の副業の方より、仕入れという肝の部分では有利かなと思っています。(→ 看護師パパの両立・1日のスケジュール記事もどうぞ)
4.セールはどのくらいの時期にやってる?どう立ち回る?
仕入れで意外と大事なのが「セールの時期」です。同じ商品でも、セールを狙えば半額近くで仕入れられることもあるので、利益にダイレクトに効いてきます。
先にひとつだけ。多くの店は年間のセール予定を事前に公表していません。告知は数日〜1週間前に、店頭・公式アプリ・LINE・Instagramで出ることがほとんどです。なので下の時期は「例年このあたり」という傾向として見てください。気になる店はLINEやアプリを登録しておくことが、仕入れの必須アクションになります。
セール時期は大きく2タイプに分かれます。①時期がだいたい決まっている大手と、②店舗ごとにバラバラな地域・中小店です。
- セカンドストリート:例年、1月・5月(GW)・8月・12月(セカストウィーク=10日間ほど)に大きめのセール。1回目は最大20%OFF、2回目で最大50%OFFと段階的に下がる流れが多いです。
- オフハウス/ハードオフ系列:一番の狙い目は1月上旬と7月中旬の「衣料品スペシャルセール」で、数日間限定・最大50%OFF(実店舗限定)。さらに決算期の3〜4月、棚卸し前の9〜10月は長期在庫が下がりやすいです。
- ブックオフ:本の「ウルトラセール」(年3回・各4日間)が有名で、GWや夏は一部店舗で服やブランド品も対象に。近年は古着に力を入れていて、服の売場を広げている店も増えています。
- ビックバン:全社共通のカレンダーはなく、各店のInstagram・LINEで告知。春・秋の入れ替え時期に値下げが出やすいです。
- お宝万台:店舗ごとの開催が中心。季節の変わり目に古着・アパレルの値下げが出ることがあり、チラシや店舗SNSでの確認が確実です。
その上で、ここからは僕の経験からの見解です。
セカストは、絶対ではないですが「1,000円以下は50%OFF、それ以上は20%OFF」のことが多い印象。季節の変わり目に行われ、時期によって半袖・長袖など対象外の縛りが少しあります。全体的に無難なセールという感じです。
ハードオフ(オフハウス系列)は、ピンポイントで狙いたいセール。1月と7月に、店内ほぼ全品が値段に関わらず半額(対象外あり)になります。特に冬のセールはアウターも多く、1年で一番力を入れたいセールです。ただし季節の変わり目なので、しっかり考えて仕入れないとガッツリ売れ残ります。商材選びがすごく重要です。あと、ハードオフのセールは店舗によってセール対象外の匙加減が全然違うのも特徴。ほとんど対象の店もあれば、ブランドは概ね対象外という店もあり、各店舗で温度感がバラバラです。ここは実際に足を運びながら、地域ごとに調べてみてください。一発勝負をかけたいセールです。
ブックオフも季節の変わり目くらいのイメージですが、店舗によって内容が変わるので「行ってやってたらラッキー」的な感じ。時期によってメンズ・レディースのカテゴリ別セールをしていたり、「2個で10%・3個で15%・4個で20%OFF」のような変則的なパターンもあります。僕としては割引値札のセールが熱いイメージで、特にブランド品・ショーケース・カバン・靴などの20%・30%・半額シールで利益を取るイメージ。いろいろな時期にありますが、夏になるとブランド系のカバンや財布を半額シールで買う機会が多い印象です。
お宝万台も季節の変わり目にアパレル系のセールをしています。30%OFFや半額があり、ときどき利益商品が取れます。
ビックバンはハロウィンや七夕など、各時期のイベントに合わせて数日間のセールをしていますが、地域店で情報も少ないので、「行ってセールだったらラッキー」くらいの感覚で仕入れています。
セールの立ち回りで、最近大切だと感じていること
ここまで各店の仕入れイメージや僕の経験的な感想をお伝えしてきましたが、セールの立ち回りで最近ひとつ大切だと感じていることがあります。
それは、あえてセールの時期に、セールをしていない系列の店舗で仕入れることです。
やっぱりセールというだけで、セドラーに限らず普通のお客さんもたくさん来店するので、店内は混雑し、利益商品も少なくなりがちです。だからこそ、あえてセールをしていない店舗で仕入れるのを、ひとつの戦略としておすすめしたいと思っています。
また、セールが始まってから利益商品を探すのはハードルが高いので、セールの前日にある程度ほしい利益商品に目星をつけておき、セール当日の朝イチでそれを仕入れに行くのもアリです。ただし、その前に他の人に買われてしまう可能性もゼロではないので、あくまで戦略の一つとして。
そして正直なところ、セールで割引されているときより、普段の値段のときの方が利益商品を見つけられることが多いとも感じています。セールはあくまで「うまく使う」もの、くらいに捉えておくとちょうどいいかもしれません。
まとめ
今回は、初心者がまず店舗せどりから始めるのがおすすめな理由と、各店舗の特徴・セールの時期や立ち回りについてお伝えしました。
ポイントを振り返ると——
- 最初は店舗仕入れから。実物を見て、探して、売る経験が一番の成長になる
- 店ごとに得意ジャンルが違う(アパレル=セカスト/小物・ブランド=オフハウス、など)
- セールは大手=時期を狙う/地域店=SNS・LINEで追うの2軸で
- あえて非セール店を狙う、普段の値段でも利益商品は取れる
- 看護師の不規則勤務を武器にして、平日や朝イチの利益商品が残っている可能性が高い時に仕入れにいきましょう
そして最後にもう一つ。今回いちばんお伝えしたいのは、看護師の不規則勤務は、仕入れにおいてむしろ強みになるということです。
夜勤明けや平日の休みを活かせば、会社員の副業組がなかなか動けない「平日の朝イチ」「品出し直後の金曜夕方」「在庫が復活する月〜水」といった、ライバルが少なく商品が多いタイミングを狙って仕入れに行けます。土日休みの人が一斉に動く時間帯を避けられるのは、アパレルせどりの肝である“仕入れ”において地味に大きなアドバンテージです。
「不規則勤務でしんどい」と感じていた働き方が、副業では逆に効いてくる。ここは看護師パパならではの戦い方だと思うので、ぜひ自分の勤務シフトと店舗のリズムを重ねてみてください。
そして、店舗が近くにない方や、店舗に慣れてきた方には「電脳仕入れ(ネット仕入れ)」という方法もあります。ただ、電脳はライバルも多く難易度が高いので、まずは店舗で目を鍛えるのが遠回りなようで一番の近道だと僕は思っています。
次回は、仕入れた商品を「どこで売るか=販売先(メルカリ・ヤフオクなど)」について書いていく予定です。お楽しみに。


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